“ 業界きっての洒落者が手掛ける、コスパ抜群のカシミヤニット ”

クラシコイタリアを代表するファッションプロデューサーであり、自身もファッショニスタとして名高いプリモ・グエルチレーナ氏によるプライベートブランド「Guercilena 1944（グエルチレーナ）」。代表を務めるショールーム「A.S.A Primo」にて、Stile LatinoやGTAなど、名立たるブランドのエージェントを務めてきた同氏が、自らのクリエイティビティと、40年以上にわたるファッション業界での経験を活かし立ち上げたニットウェアブランドです。

生産を手掛けているのは、かつてプリモ氏も参画していた、100年以上の歴史を誇る高級カシミヤニットブランド「NAPOLEONERBA（ナポレオンエルバ）」を手掛けていた老舗ファクトリー。縫製などのクオリティの高さは言うまでもなく、現在ではOEMに特化したファクトリーでもあるため、氏がこだわり抜いた一級品の素材を用いながらも、リーズナブルな価格を実現しているのも大きな魅力です。

ご紹介するのは、クラシコイタリア業界きっての洒落者として知られる、プリモ・グエルチレーナ氏が手掛けるニットウェアブランド・Guercilena 1944からの１枚です。ブランド自体は初見の方も多いかと思いますが、デザイナーのプリモ氏は、日本のファッション誌やピッティ・ウオモのスナップの常連なので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

そんなプリモ氏のプライベートブランドとも言えるGuercilena 1944は、長年ファッション業界に携わってきた氏ならではのこだわりが詰まっています。厳選された上質素材を使い、シンプルでいて、さりげなくセンスを醸すイタリアらしいデザインのニットは、ウェルドレッサーとしても有名なプリモ氏自身の¨ワードローブの一軍として活躍してくれる１枚¨を目指して作られているため、モダンでありながらも、長く愛用出来る普遍的な魅力があります。

こちらは、クルーネックニットとニットポロをレイヤードしたようなデザインが特徴の１枚です（クルーネックの内側に同素材の襟が取り付けられています）。強く主張するようなデザインではありませんが、あくまでさりげなく、¨少しの遊び心¨を効かせるのがプリモ流。まさに大人のための洒脱な１枚です。

何より特筆すべきは、その素材使いです。本品には、ラグジュアリーブランド御用達の高級紡績メーカー・カリアッジ社（CARIAGGI LANIFICIO S.P.A）のカシミヤが使われています。カリアッジの代名詞でもある、1等級のカシミヤを使用したハイゲージニットは、繊細な起毛感があり、いつまでも触れていたいと思わせる極上の肌触りが魅力。使い込むほどに、更にふんわりとして柔らかさが増すので、育てる楽しみもあります。

また、薄すぎず厚すぎない、ほどよい厚みのあるハイゲージニットのため、インナーとしても最適。厚手ではないものの、ウールニットとは比べ物にならないほど暖かいので、寒い時期でもアウターの中はコレ１枚で十分だと思います。

同じカリアッジのカシミヤを使用していても、例えばクルチアーニの製品になると10万円は超えてくるので、本品がどれだけコストパフォーマンスに優れているかお分かり頂けると思います。知る人ぞ知るブランドではありますが、一度袖を通して頂ければ、必ずやこの素晴らしさが伝わるはず。是非一度お試しください。